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冷熱技術あれこれ

冷熱・環境用語事典

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代替フロン(だいたいふろん)

冷凍や空調の冷媒として、その安定性や安全性から広く使われてきたフロンは、そのオゾン層破壊効果の高さから1987年のモントリオール議定書で規制、96年以降全廃の運びとなった。

そこで、登場したのが塩素を含まないためオゾン層を破壊しない代替フロンだったが、二酸化炭素の数千倍から数万倍の温暖化作用があるため、温室効果ガスとしての懸念が高まった。

先進国では2020年までに、開発途上国では2030年までに全廃することとなっている。

日本ではフロン回収破壊法により使用後の回収が義務づけられている。

地中熱利用ヒートポンプ(ちちゅうねつりようひーとぽんぷ)

地下水の温度は年間を通じてほぼ一定である。

外気より夏は冷たく、冬は温かい地中熱の性質とヒートポンプによる熱交換システムを利用して、冷暖房や給湯、床暖房などに利用する装置システム。

その方法は、井戸を掘りその中に熱交換用のパイプを通すことで、大地そのものを空気利用エアコンの場合の室外機として活用する考え方。

空気利用のヒートポンプと比較して、冬場の外気低温時でも安定した運転効率が上げられることと、排熱を大地に行うため夏場のヒートアイランド現象の緩和につながるのではないかと考えられている。

直膨式エアハンドリングユニット(ちょくぼうしきえあはんどりんぐゆにっと)

冷凍機を備えた空調機器の冷却方式のひとつで、利用する場所で冷媒を膨張させ熱を奪う直接膨張方式のこと。

その方法は、蒸発器に冷媒液を送り、コイルの中で膨張気化させてコイルを冷却。通過する空気と熱交換をして冷却を行う。直膨式に対してチラー式がある。

超低温設備(ちょうていおんせつび)

現在の冷凍工学では−20℃〜−40℃を低温、−40℃〜−100℃を超低温、−100℃〜−140℃を極低温と規定している。

食品の流通、保存でもっとも広く利用されている温度帯は−20℃前後であるが、この温度帯で脂肪を含む食品をラッピング保存しても酸化現象(冷凍焼け)を防ぐことができない。しかし、−40℃以下の超低温保存なら、水分子レベルの動きがほとんど止まっているため酸化や乾燥を防げるほか、食品の細胞にある酵素の働きもほぼ完全に抑えるためタンパク質の分解を防ぎ、新鮮さをキープする。

また、−50℃以下になればあらゆる微生物の活動がほとんど停止するので、長期間にわたり極めて衛生的な保存が可能になる。

高級鮮魚、特に日本人が好むマグロの長期保存と流通には、超低温冷凍倉庫の利用が広く普及しており、東洋製作所では−60℃以下の大型設備を数多く手掛けている。

【関連製品】超低温二元システム

チラー(ちらー)

水や熱媒体の液温を管理しながら循環させ、ビルや工場など大型施設の空調熱源や各種産業装置等の温度を一定に保つための装置の総称。主に冷却に用いることから「chiller(chill=冷やす)」と呼ばれるが、冷やすだけでなく温めることもあり、温度域はさまざま。直膨式に対して、冷水を製造してそれを熱利用場所へ運んで利用する方式といえる。

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